|
|
|
|
|
|
|
* |
癒着胎盤 |
|
|
癒着胎盤とは、胎盤の一部あるいは全部が、母体の子宮に癒着して剥離が困難になるというもので、ふつう、胎児が娩出されると、胎盤も問題なく娩出されるのですが、子宮内掻爬(子宮の病気や人工流産などの治療のため、子宮内膜の表面をかき出す処置)を繰り返した人や子宮内膜炎にかかった人などでは、胎盤が剥がれ難く、出ないことがあります。
|
|
|
|
|
|
|
※ |
癒着胎盤に類似した疾患に付着胎盤というものがあります。
胎盤と子宮筋層間にある床脱落膜の形成が欠如しているものを癒着胎盤、床脱落膜が形成されている真の癒着ではないものが付着胎盤といわれるものです。 |
この癒着胎盤は、出産1万件に1件と、稀な病気ですが、剥離の際に、大量の出血を引き起こすことも極稀にあるので注意が必要です。 |
|
|
|
|
|
|
|
* |
胎盤梗塞 |
|
|
胎盤梗塞は、胎盤に血栓ができ、胎児への血流が不良になるというもので、習慣流産の一因になると考えられています。 |
|
|
|
|
|
|
|
* |
胎盤の石灰化 |
|
|
胎盤は、母体と胎児をつないで、母体から胎児へ栄養や酸素を送り、胎児からの老廃物を排出するという働きをしています。
胎盤が石灰化するというのは、胎盤の老化現象のようなもので、誰でも起こりやすいものです。
しかし、胎盤の老化現象は、その機能が低下するということを意味し、これが妊娠後期で起こるなら特別問題にならないのですが、妊娠中期で起こると、胎児への影響が少なからず起きて、成長障害を併発することがあります。
なお、この胎盤の石灰化は、妊婦検診時のエコー検査でわかります。 |